事案紹介case

case015 重い脊髄損傷

47歳大工男性 自動二輪車を運転直進中、対抗右折普通貨物車を避けて転倒して相手車両に衝突

事案の概要

47歳大工男性が交差点で自動二輪車を運転直進中、対抗右折普通貨物車を避けて転倒して相手車両に衝突したもの。

受傷の状況

第三頚椎骨折、第三、第四頚髄損傷、外傷性くも膜下出血の傷害を負い、3年11カ月入院して症状固定となった。

自賠責での等級認定

脊髄損傷等による四肢麻痺のため、自賠責1級1号

争点

①将来介護費用について。
②過失割合について。

裁判所の判断

①被害者が、常時介護を要し、ほぼすべての日常生活動作について介護を要する状態であることを前提として、職業付添人による介護と親族による介護を並行する在宅介護について必要性及び相当性があるうえ、被害者の現在の介護サービスの利用状況は相当程度充実したものであること、親族が行える介護の範囲が時間の経過とともに広くなっていると認められること、介護サービスの利用料は現在においても業者によっても異なり得るものである上、将来、介護の環境や設備の充実等により、その利用料が変化する可能性があることなどを総合すると、現在の介護サービスの利用状況を考慮しても、介護費は職業付添人によるものと親族によるものを含めて日額1万8000円を認めるのが相当と判断した。

②被害者は、本件交差点を直進するに当たり、北進車線からの対向右折車両の有無等に注意するとともに、ハンドル、ブレーキを的確に操作し、安全な速度と方法で走行すべき注意義務があるのにこれを怠り、対向右折車両の有無等に十分に注意しないまま、時速約70キロメートルを下回らない速度で走行したために本件事故に至ったものであり、被害者には、本件事故の発生について過失がある。被害者が、少なくとも約20キロメートルの速度超過をしていた点は、被害者の著しい過失というべきであるから、被害者の過失について、25パーセントの過失相殺を行うのが相当と判断。

【認容額】

治療費25,560,476

入院雑費724,500

付添看護費2,898,000

交通費0

将来介護費93,208,809

リフォーム関係費用28,995

転居費用80,000

器具購入費用3,594,283

文書料8,400

休業損害4,859,773

後遺障害逸失利益44,383,264

入通院慰謝料4,000,000

後遺障害慰謝料25,000,000

損益相殺5 92,656,865

過失相殺25% 

弁護士費用9,180,000

車両損害265,500

過失相殺25% 

弁護士費用2万円

本人賠償合計101,836,865

親族慰謝料3,000,000

過失相殺25% 

弁護士費用230,000

親族合計2,480,000

出典

大阪地判平成28年8月29日 自保ジ1987号19頁

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